
育児をすると自分自身の生い立ちを追体験します。
それで親のありがたみがわかる人もいれば、私のようになぜ怒られてばかりいたのか悩むことになる場合もあります。
増量されたリスパダールの薬の影響で希死念慮が消えない私は、追体験によって追い詰められていきました。
こんにちは。統合失調症発症歴30年で障害年金で暮らしているemimamaです。
子育てと自らの追体験について
過去に私は物心ついた時からわがままだと言われ続けていました。
息子の成長を見るにつけ、それがわがままではなく、乳幼児のあたりまえの姿だと実感するようになりました。
息子は言葉が遅い分、自分の要求がうまく周囲に伝わらずに癇癪を起すことが多かったです。
私は息子の発達障害が、私の病気の遺伝と関係がないか心配で図書館で育児書を借り読み漁っていました。
もしかしたら、私の薬の影響が残っていたかもしれないとか病気の遺伝が関係するものではないかとか不安になったのです。
更に、年齢相応の育ちについても学ぶことになり、私の幼少期の行動は極めて普通だったと気づいたのです。
ADDという発達障害は、統合失調症とは逆でドーパミンの分泌が少ないことで、集中力が続かず混乱状態に陥るというものです。
ですから、投薬するとすれば私の飲んでいる薬とは逆のものになります。
遺伝は関係ないようですが、薬が悪影響を及ぼした可能性は捨てきれません。
母乳を与えている時と妊娠期間には、服薬を止めていたのでその可能性は少ないのですが、不安になりました。
そこで、私の診察の日にこのことも含めて相談をしました。
減薬を求めて医師との対決について
主治医は、可能性を否定しましたがいくら私がしんどいことを言っても、減薬は認めてくれませんでした。
そこで、17階のベランダに何度もたって飛び降りたくなることを告げると、途端に態度を変えました。
「そんなことをされたら、私が困る。なぜ、そこまで我慢していることを教えてくれなかったのですか?」と主治医が言いました。
「あなたのように劇的に薬が効く人には、症状が治まったらすぐに減薬しなくてはだめなようです。」
そう言って薬を減らしてくれました。
私は何度も再発するせいで先生の言うとおりに薬を飲まなければならないと思い込んでいましたが、自分の感覚は正しかったようです。
こうして、リスパダールの減薬によって希死念慮は治まり、普通の母親のように育児に向き合えるようになりました。
息子の熱性けいれんと絵本の読み聞かせについて
しかし、今度は息子が熱性けいれんを起こすようになりました。
熱性けいれんとは、急に高熱が出て気を失うという病気です。
発作のように起きるため、毎回救急車を呼び病院に駆けつけました。
これが熱のないけいれんであれば、てんかんと呼ばれ大人になっても発作が続くのです。
息子に熱性けいれんから頭を守る薬を与えながら、私は自分がして欲しかったように育てていく決心をしました。
図書館にある絵本を片っ端から借りてきて、読み聞かせをしました。
読み聞かせは、息子が楽しみにしている時間の一つでした。
お気に入りの本は、ぐりとぐらのシリーズやノンタンのシリーズ、それに乗り物の絵本でした。
次回予告について
さて、次回は彼がアメリカから帰国してまた私の周りをうろつき始めます。
そのことはママ友から聞いて知りました。
その内容と母親が病気を理由に保育園への通園が出来ることを知り、通わせることにしたお話をしようと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
コメント