再び統合失調症陽性期へそして医師との対決

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止まないフラッシュバックは私を統合失調症陽性期へと悪化させていきました。

解離性障害も同時に発症し、自分を横から見ているような感じがします。

幻聴もひどくなり、母とも衝突するようになりました。

そんな中、調べてもわからなかった統合失調症のメカニズムをお医者さんから聞き出すことになるのです。

彼のストーカー疑惑について

こんにちは。統合失調症発症歴30年で障害年金で暮らしているemimamaです。

前回、会社の同僚の女性に呼び出されて会いに行った話をしましたが、彼の部屋を掃除していた奥さんが机の引き出しからたくさんの私の写真が出てきたのを見つけたそうです。

これは何かと尋ねたら、「プライバシーの侵害だ」と怒り出しつかみかかってきたそうです。

殴ってきたら終わりだと思ったそうですが、それには至らず家を出ていったとのことでした。

それで私がまだ彼に思いがあるのなら身を引いてもよいと思うようになったそうです。

更に、私の病気にかかって同じ体験をしてみたいとも言っていたそうです。

私は、彼のことは単なる同僚としてしか見ていませんでしたが、一緒に住もうと言われたことがあると告げました。

同僚の女性は驚いて「プロポーズされていたの?」と聞きました。

私は結婚の形にこだわらない同棲など考えてもいなかったので断ったと言いました。

今は私の名誉を回復するため、仕事で上司の分もやっていたことの証明を複数の同僚から取り、その上司は地方に左遷になったと聞きました。

私が去った後で、彼がその責任を追及するために人事に掛け合い実現したそうです。

彼は私の前では何もしていないのですが、陰ではいろいろと動いていたようです。

写真を撮っていたのは、社内だったり結婚式の場だったりしたみたいです。

私が会社に行ったことで彼が動転し、周りの人に迷惑をかけているみたいでした。

彼女はこれからどうするのか聞いてきました。

「今ならより取り見取りだよ。みんなemimama(私)の味方だから。」ということでした。

過去の事実と妄想について

私は病気の症状を説明し、過去の事実と妄想の区別がつかないことを告げました。

「今度お医者さんに病気のことを説明してもらおうと思う。」

「何度尋ねても、はぐらかされてばかりいるんだ。」と言いました。

統合失調症は妄想を伴う病気なので、妄想が広がってしまわないように実態についてや妄想そのものの解説はしてくれません。

それが患者の症状を悪化させないお医者さんの判断の一つなのです。

統合失調症のメカニズムと医師との対決について

さて、病院で診察の日がやってきました。

私は診察に納得がいかず、私なりに統合失調症のことを調べて一生治らないことは知っていることや妄想を悪化させないためにあえて事実をぼかしていることなどを告げてお医者さんに迫りました。

お医者さんはため息をついて「どうしても納得してくれないので、本当のことを言います。」と言いました。

「脳の中にあるシナプスという神経伝達物質は2~3歳ころに大幅に増え、やがて成長するにしたがって刈込が行われて整理されてゆきます。

その後整理されたシナプスが再び病気によって増えた場合、混線状態はもう元に戻らなくなります。

そして増えたシナプスが過剰に分泌されたドーパミンを受けとめてしまい、妄想や幻聴を引き起こすのです。

だから、統合失調症というのは一生治らないんです。ショックを受けましたか?」

一気に私が本当に聞きたかったことを話してくれました。

私は「わかりました。真実を教えて下さってありがとうございます。」と感謝を述べて診察を終えました。

お医者さんは「薬も一生飲まないとなりませんよ。」と言いました。

私はガンと一緒で、切除しても再発したり、転移するのと似ているなと思いました。

私にはリスパダールという薬がありますが、それを一生飲むことは顔つきが変わったり、手の震えが治らなくなることも意味します。

お医者さんの忠告があったにもかかわらず、子供が欲しくなった私は薬を一時中断してしまいます。

次回予告について

次回は、母との衝突で実家から新居に戻り、寛解期を迎えて妊活をし、出産を迎えた時のことをお届けします。

出産後の育児で再び昼夜が逆転し、再発してしまいます。

今度はお医者さんが薬を増やしたため希死念慮(死にたくなること)が湧きおこり、苦しみます。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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