
私は解離性障害を患いながらも仕事を続けていました。
そんな中で営業先の人に合コンのセッティングを依頼されました。
私はこれも仕事の接待だと思って企画することにしました。
そこで、今の主人に出会うことになるとは思ってもいませんでした。

解離性障害について
こんにちは。統合失調症発症歴30年で障害年金で暮らしているemimamaです。
解離性障害とは一部の記憶が飛んでしまう症状で、多重人格などとも呼ばれます。
私の場合は、ストレスがかかるとその記憶が消えてしまい寛解状態にある間は思い出しませんでした。
前の会社の人たちは私が記憶をたびたび無くすことに気づいていたようです。
会社を辞める前には「5番目のサリー」という本を読むように勧められました。
それは多重人格者の小説で、主人格が記憶を失っている間に交代人格が出てきて日常生活を送っているサスペンスのような本でした。
私は自分に関係があるという自覚はありませんでしたが、その後病気が悪化したので会社の同僚たちは本を読ませたせいだと思っていたようです。
やがて統合失調症の陽性期に入った時もフラッシュバックで記憶が戻ってきましたが、多重人格というより妄想に近いものでした。
寛解状態にある間もたまにフラッシュバックがありましたが、妄想と入り混じって過去の事実と見分けがつきませんでした。
なので、社会復帰した後はフラッシュバックのことは考えないようにし、仕事に集中していました。

主人との出会いについて
主人と出会った合コンでは、偶然にも前の会社と同じ業界に勤めていたことがわかり、話が盛り上がりました。
主人はその業界の会社の経営企画や人事に勤めた経験があり、私が疑問に思っていた上層部の問題点をわかりやすく解説してくれました。
私は営業部一筋でしたので、自分の部署の事しかわからずに上層部の方針転換が度々起こることに不満を覚えていました。
寛解期で正気に戻ると仕事の事ばかり考えていたので、その聞き手としてとても心地よい人でした。
主人の方では、男同士では入りにくい場所に付き合ってくれる人が出来たと喜んでいました。
その後、デートを幾度となくしましたが、仕事の話ばかりでした。
私は経営の話を聞くのが面白く、疑問に答えてくれる主人に次第に惹かれていきました。
そんな中でノルマのきつい飛び込み営業をやめ、普通の事務職に戻りたいという気持ちになりました。
その職場の人には、私たちが付き合っていることは合コンを通じて知られていました。
そのため私が辞職願を出したとき、会社にとって必要な人物だから身を引いてくれるように主人に依頼してきたそうです。
それをきっぱり断り、私との交際を優先してくれました。

順調な交際と母の妨害について
そして、結婚を前提にお付き合いを始めるのですが、今度は母がそれを反対するようになるのです。
主人は外資系を中心として当時では珍しくキャリアアップの転職を繰り返していた人でした。
それが母には我慢強さが足りないように思えたのです。
これは結婚後知ったことなのですが、家まで送ってくれるたびに母がもう別れてくれるように主人に文句を言っていたそうです。
こうして、私の知らないところで妨害が度々起こっていましたが私たちは無事に結婚しました。
結婚式には前の会社の同僚の女性たちを呼びました。
そのことで前の会社では私の結婚のことで持ちきりだったそうです。
そして、かつての同僚だった彼がストーカーになっていくのです。

次回予告について
次回は結婚式の様子と、その後の専業主婦としての暮らしに加え、ついに再発する事態になることをお伝えしようと思います。
元同僚の彼が本当にストーカーだったかどうかはわかりません。
しかし、仲の良かった同僚の女性の話や今住んでいる場所にその男性が何十年もたってから現れたことは事実です。
結婚式でも彼が見学に来ていたという記憶があります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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