
障害年金申請のためには診断書に受給資格があるほどの症状があることを記載してもらわなければなりません。
そのためには、症状を重く書いてもらう必要がありますが、診察を受けるときにコツがあります。

統合失調症の陽性期とは
こんにちは。統合失調症発症歴30年で障害年金で暮らしているemimamaです。
お医者さんというのは患者の観察者であり、病気の当事者ではありません。
従って患者の外見で症状を判断します。
日頃、どんなにしんどくて寝たきりのような状態でも病院に行く時くらいきちんとした身なりで診察を受けたいと思う方も多いでしょう。
しかし、自分を鼓舞するようにして頑張って診察に臨むと症状が軽快していると勘違いされてしまいます。

障害年金受給のための診断書について
障害年金の受給のための診断書には統合失調症の陽性反応が出ている必要があります。
すなはち、幻聴や妄想がある状態です。
お医者さんに困っている症状を伝えると、どんどん薬の数や種類が増えていく傾向がありますが、減薬してほしいなどといえば症状が軽くなったと思われてしまう可能性があるのです。
あくまでも、再発した(初診当時から一年半経って症状が固定している状態である必要があるため)当初の症状に変化がなく、むしろ苦しんでいることを伝えることが重要です。
演技をする必要はありませんが、お医者さんの前できちんとした態度を取っていると、薬によって症状が軽くなったと思われる危険性があります。
病気を治すために病院に通って薬をもらうのですが、障害年金を受けたいのならば症状が変わらない必要があるのです。
障害年金を申請するには、必ず症状が続いているか、再発しているなら陽性症状(幻聴や妄想がある状態)が必要です。
薬を飲んで、簡単に症状が治まるようであればその診断書では障害年金を受給できない可能性が高いでしょう。
実際に申請がおりずに絶望して命を絶つような人もいるらしいです。
こんなに苦しんでいるのに権利が与えられないなんてと感じてしまうのです。

薬の副作用について
私の場合は、扶養内でパートで働くよりも多い額を頂いていますが、このように自分が金銭面でも家族の役に立てていることが「生きていていいのだ。」というモチベーションにもつながっています。
お医者さんに症状が良くならないとか体調が悪いというと薬を増やされたりしますが、そのために太ってしまったり、うつ状態になるケースも多いものです。
なぜかというと妄想や幻聴を抑えるため、ドーパミンを遮断する薬を多く処方されるのでやる気が出なくなってしまうからです。
何をするにもやる気がなくなり、ひきこもりがちになります。
寝てばかりいるような場合も多いものです。

精神薬との付き合い方について
日頃の生活のQOLをあげるためにも自身の症状と相談しながら処方された薬を飲む量を減らしたり、副作用止めを控えたりしてお医者さんに頼らない自己判断での服用を行うことも一案です。
ただし、一気に飲むのをやめたりすると病気が悪化してしまうので出された量を少しずつ減らすようにしましょう。
統合失調症に完治はまずありません。
病気と上手に付き合いながら、薬を調節するすべを身に着けていくことが大切です。
さて、次回は私の統合失調発症の様子をお届けしようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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