統合失調症の発病(陽性期)

突然の統合失調症の発症を経験したOL時代

統合失調症になったのは突然でした。 それまでも一部の記憶がすっぽり抜け落ちる解離性障害は経験していましたが、幻聴が聞こえるようになったのです。 私は統合失調症の初めての症状が出たとき、自分がおかしいとは思いませんでした。 最初はしゃべろうとすると咳が止まらなくなり、次に不眠が起こりました。
障害年金について

自分でできる障害年金申請(診察編)

障害年金申請のためには診断書に受給資格があるほどの症状があることを記載してもらわなければなりません。 そのためには、症状を重く書いてもらう必要がありますが、診察を受けるときにコツがあります。 お医者さんというのは患者の観察者であり、病気の当事者ではありません。 従って患者の外見で症状を判断します。 日頃、どんなにしんどくて寝たきりのような状態でも病院に行く時くらいきちんとした身なりで診察を受けたいと思う方も多いでしょう。 しかし、自分を鼓舞するようにして頑張って診察に臨むと症状が軽快していると勘違いされてしまいます。
障害年金について

自分でできる障害年金申請(書類編)

診断書などはお医者さんに書いてもらうので、コントロールのしようがありませんが、自分の病歴を書いていく「病歴・就労状況等申立書」(発症から現在までの病状の変化や就労状況を伝える書類)は工夫できます。 はじめに申し上げておきますが、この書類はどんなに完ぺきに書き上げたとしても病院で書いてもらう診断書と初診日を確定する「受診状況等証明書」が揃っていなければ障害年金の受給は無理です。 病歴については私のように数十年にもわたる場合は5年ごとにまとめるなど書き方に指定があります。 年金事務所に用紙をもらうときには複数枚お願いし、訂正が出来るようにパソコンなどで書いたものを切り張りするほうが無難です。
障害年金について

自分でできる障害年金申請(病院編)

障害年金の申請には病院とのかかわりが必須です。 その病院選びが障害年金を受け取れるか否かを決めるといっても過言ではありません。 今、日本では初診はかかりつけ医に行き、紹介状を書いてもらってから大きな病院に行くことが推奨されていますがこれは障害年金を受け取るためにはかなり不利になります。 なぜかというと、受診状況等証明書を専門医ではない場合が多いかかりつけ医に書いてもらわなければならないからです。 受診状況等証明書とは初診日を認定するための書類でこれがないと障害年金は申請できません。
発病以前

解離性障害を発症したOL時代

社会人になってからの私は早くからプロジェクトリーダーを任され奮闘していました。 そんな中、ストレスを受けるたびに一部の記憶がなくなるという現象が起きるようになったのです。
発病以前

退学して家出を考えた思春期

私は高校、大学とお小遣いをほとんどもらっていませんでした。 そのため制服のブラウスや私服に至るまで自分のアルバイト代で賄っていました。 そんなアルバイトの生活を快く思っていなかった母は何かと突っかかってくるようになりました。 終バスで帰る私を仁王立ちで待ち構えていました。 そして何かにつけて「言うことが聞けないなら出ていけ。」というようになりました。 私は大学の授業はすごく面白かったのですが、母の攻撃に耐えきれず、退学して家を出ようかと悩みました。 母は父が単身赴任し、弟も私も私立の学校に行ったので金銭面で苦しかったようです。
発病以前

自家中毒を繰り返す幼少期

統合失調症という一般にはあまり知られていない病気にかかり30年経とうとしています。 統合失調症は100人に一人くらいがかかる比較的多い病気です。 私の場合は祖父がこの病気になり他界していますが、遺伝も関係があるようです。 しかし、発症のきっかけはストレスであることが多く病院では生まれてから発病までの成育歴をよく聞かれます。 この病気にかかられた方や親御さんはなぜなのかということがとても気になると思います。 私も闘病中にはなぜこんな病気にかかったのか原因が知りたくて、ありとあらゆる書物を読んだりカウンセリングに行ったりしました。 同じストレスがかかってもなる人とならない人がいるのは事実ですが、こうして何度も発病を繰り返す私のようなケースは統合失調症の当事者にも参考になるのではないかと思います。 それで私の備忘録もかねてブログという形でお届けしたいと思うようになりました。