
母の妨害に遭いながらも、その後も順調に交際を重ねてついに結婚に至りました。
その結婚式にはかつての同僚の男性が見学に来ていたのです。
思えば招待状を配りに元の職場に行った時も、私の後をつけていたようでした。
そして、新婚生活に入り朝早く出て夜遅く帰ってくる主人のために昼間に仮眠をとるようになり、昼夜逆転して再発することになるのです。

無言電話とストーカーについて
こんにちは。統合失調症発症歴30年で障害年金生活を送っているemimamaです。
結婚式の準備をしていた時から、おかしなことは起こっていました。
無言電話とつけられているような感覚です。
思えば、結婚式の招待状を配りにかつての職場にお邪魔した時も、私の後をついてくる影がありました。
職場の上司に結婚のあいさつをしている時、廊下から声が聴こえてきました。
「あんなかわいそうな人見たことない。やっと幸せになるんだから笑って送ってあげなさいよ。」
「いやだ、いやだ。」
「いやだったって、もう結婚するんだから仕方ないでしょ。」
私の先輩の女性と私をつけてきた彼の会話です。
そして招待状を配り終えて帰りのバスに乗っていた時、2つ目のバス停で彼と彼の車を見かけました。
更に、式場で衣装選びをしている時にも戸口付近で、こっそり写真を撮っている男性の影がありました。
これらは妄想ではありません。
この時には私は正気に戻っていたのです。
かつて、まだ会社に在籍していた時に彼は私に「一緒に住まないか」と誘ってきたことがありました。
彼なりのプロポーズだったのかもしれません。
彼が私に直接言ったのはそれだけでしたが、ほかの同僚たちには私に気があることを伝えていたようです。
私は脅してきたことのある彼に対して潜在的に恐怖を感じていて、誘われたり、告白されたことを忘れてしまうのでした。

結婚式と謎の見学者について
さて、結婚式はつつがなく行われました。
チャペルには2階席があり、見学が出来るようになっていました。
宣誓を終えて主人とともにバージンロードを歩いていると、2階からこちらを見ている男性がいました。
その男性は私がお色直しで新婦の控室から出てきた時にも廊下にいました。
その後に披露宴が始まり、控室に戻るたびに男性を見かけました。
彼は、私が顔を向けると下を向いて正体がばれないようにしていました。
この一連の出来事は後にフラッシュバックすることで思い出すのですが、当時の私はそれほど不思議には思いませんでした。
フラッシュバックは過去の出来事と妄想が入り混じるので、私は最初は自分の妄想だと思いました。
しかし後に彼は主人と対面し、そのことを主人から聞かされたことで事実だったと知ることになるのです。

新婚生活と統合失調症について
新婚生活に入ると新居で私は一人で主人の帰りを待つようになりました。
主人のお給料だけで生活できるように節約生活を身に着けるため専業主婦になったのです。
新居は高層マンションでその17階に私たちは住んでいました。
そのマンションには2階に図書館があり、私は株式投資の勉強と自分の病気の原因を探るため、本を借りて読み漁りました。
その中で、ストレスというのは悪い出来事だけでなく良い出来事でもかかることを知りました。
新婚生活の中で急激に生活が変わったことと、誰ともしゃべらず一人でいる時間が長すぎたこと、それに昼間が比較的時間があったので仮眠を取り、昼夜が逆転したことにより病気が再発したのです。
統合失調症の再発と2度目の通院について
今度は2度目の経験だったので、私も病気の兆候に早く気付くことが出来ました。
結婚式の一連の出来事がフラッシュバックしてきて夜眠れなくなり、再び病院で薬をもらうこととなりました。
そのうち、最初の病気の時のフラッシュバックが出てくるようになり、会社のことが気になり始めて彼に会いに行ってしまいます。
次回予告について
次回は再び起こった統合失調症の陽性期をお届けしようと思います。
フラッシュバックが鳴りやまず、幻聴も聞こえてきます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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