2023-04

発達障害の育児

発達障碍児の問題行動と教育支援センター

前回は、夫婦の危機を乗り越えて統合失調症の寛解期を迎えた話をしました。 病気が落ち着き始めると、私は他のママ友と同じようにパートをするようになりました。 子供が学校から帰るころまでに終えられるような早朝の仕事です。 しかし、学校では息子の不適応が起こっていました。 息子が小学生の頃はまだゆとり教育が行われている時期でした。 なので学校の成績からは、息子が落ちこぼれていることはわかりませんでした。 学校では息子は注意されると机ごと廊下に出てしまい、教室に呼んでも戻ってこなかったそうです。
統合失調症の発病(陽性期)

絵画教室と薬なしで乗り越えた統合失調症の陽性期

主人は離婚を思いとどまりましたが、今度は私の方が主人に対して冷たい態度を取るようになります。 過去がフラッシュバックして、OL時代の感覚に戻ってしまい幻の彼のことを追い求めます。 どこに住んでいるかもわからないので、会社以外居場所は知りません。 でも、会いに来てくれると思い込んでいました。 見当識とは 現在自分が生活している状況や自分自身の存在を客観的に正しくとらえる精神状態のことです。 統合失調症の陽性期には、この感覚がなくなり幻想に生きている場合があります。 こんな時は身近な人でなく、日頃の生活に関係のない第三者の人に寄り添ってもらえると回復することがあります。 要は夫婦関係や親子関係のことを愚痴れる相手です。